今日は朝からあちこちの保育所を訪問してきた。30分区切りで次の園,次の園,そのまた次の園と‥‥,全部で9園にお邪魔した。毎回,この手の出来事を駄文に書くときには「子どもたちと関われるので楽しい」と書いているが,今回も相変わらず。学生達も一週間ほど経過して,だいぶ子どもたちと仲良くなっているようだった。
全国的にも待機児ゼロが目指されていることはご承知の通りだが,それを現状で律儀にやっていくと,どうしても施設的にも人的資源的にも限界がある。お会いした保育士さん達は口に出して言いはしなかったけれども,とても厳しい状況の中で仕事をしている。といっても,同じ市町村でも少し場所が変われば環境も違う。一つの保育所に250名もの子どもたちを預かり活気あふれるところもあれば,80名くらいの子どもたちがのんびりとした周辺環境で穏やかに過ごす保育所もある。一概にどうこう言えないのも確かだ。
ただ,それぞれの具体的な条件がどうあれ,次代の子どもたちをしっかりと預かるという仕事に必要な労力は,私たちが思う以上に大変なのだ。子どもと一対一の息の詰まる関係で子育てに悩むお母さん達の存在は徐々に知られるようになり,理解も得られ始めているように思う。それが一対二〇(1:20)とかの関係になったら少しは楽‥‥なんてわけがない。時間が限られているし,他人の子どもさんだからという点を加味しても,やっぱり大変だ。
と,保育士さん達の心配をしている場合ではないか。自分の仕事のことを進めないと。いよいよ切羽詰まってきた。本当は学会発表が終わってから保育所周りしたいのだが,スケジュール的に辛いので。さて,頑張るか。
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