夏休みが終わった。やっと雑務から解放される日が来た。明日は東京に出かけて研究会に出席する。こんな本末転倒な日々の様子を書かなければならないなんて,大学以前の私自身も想像だにしなかった。長期休業の方が忙しいなんて。
今日は職場のオープンキャンパスだった。ネットワーク工事も一段落したところに間髪入れず予定が入る。諸々の事情で日本教育学会の大会に出かけることも出来ず仕舞い。明日の東京の仕事を終えて,ようやく緊張状態が解かれるといった風なのである。当事者でない限り,想像しようもないことだが,本当に8月直前から今日明日まで,朝から晩まで強迫観念にも似た緊張状態が続き,安らかに時間を過ごす余裕はなかったのである。死なない代わりに小さな事故を起こしてしまったほど。精神的にも体力的にも,あまり健全とは言えない日々だった。
催し物が終わり,職場で残務。同じく残って頑張っていた職員の人たちの仕事を少しばかり手伝い,ようやく学校を出たところで,春に卒業した学生たちがクラス会のために集合している現場に出くわす。まだ四,五ヶ月しか経っていないので,集まる気力が残っているようだ。このクラスには,いろいろな形で関わった実績があるはずだが,友達との再会に比して教員との再会には大した感動もないようで,ニコニコ笑顔で手を振ってくれる子達を除くと,まるで「見たことある人に出会った」といった調子なのである。
最近のコメント