ニュースでご存知のように,米国ではCESというコンシューマー向けエレクトロニクスに関するショウが開催されている。そしてほぼ同時期にアップル社のパソコンMacintoshに関するショウも行なわれる。そしてそして,イギリスでは教育に関するテクノロジーの展示会議BETTが開催される。
この2007年は,いずれのショウにおいても今後の動向を方向付ける重要なニュースがある。CESでは,マイクロソフトによるWindows Vistaのリリースがあげられる。長らく待たされた新OSだけに,新鮮味が薄くなっているものの,1月30日に予定されている本格発売が達成されれば,今後のパソコン界はそれを中心に動かざるを得ないわけで,とにかく重要である。
しかし,Windows Vistaに負けず劣らず,むしろより注目を集めているのがMacWorld Expoにおけるアップル社からの新製品発表である。今年の発表は,アップル社30周年を経た次なる一歩として,かなり期待度が増している。もしもこの期待にたがわぬ内容の新製品がリリースされれば,直接的にも間接的にも(iPodがそうであったように)今後のパソコン業界に強い影響を与えることになる。
そして,そんな二大ショウの内容に影響を受けるのが教育分野のテクノロジーに焦点化したBETTだともいえる。残念ながら,こうしたショウの存在やそれと同時並行して展開される国家間の外交などは,一般の日本人にはほとんど知られていない。日本のマスコミも教育関係情報誌すら,まともに伝えようとする気概がないのだから,無理もないか。
果たしてBETTとはどんな催しなのか。英国の学校ではどんなICT活用や教育が展開しているのか。拙いながらも,この教育らくがきが皆様にお届けする予定である。
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