この時とばかりに大学の施設を活用し,日中は涼しい部屋の中で過ごしている。クーラー派ではないのだが,自宅でクーラーを使わないとなると暑くて,とても勉強という状態ではない。小型扇風機をディスカウント店で買う手もあるが,やはり広々とした研究室の環境で取組んだ方が気持ちがいい。
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それにしてもこの暑さはなんだろうか。北海道さえ最高気温が35度を超えたとも聞く。温暖化(グローバル・ウォーミング)がますます進んでしまったかのようだ。アル・ゴア氏の映画でも気温の上昇をグラフで印象的に描いていた。
日本の気温もグラフ化したら,かなり右肩上がりで上昇しているのだろうか?と思って,まず東京と名古屋の観測地点での平均気温の経年変化をグラフ化してみることにした。
ただ,漫然とグラフ化してもわかりにくいと思ったので,今回は東京と名古屋の「8月」の平均を経年的に取りだしたものでグラフ化してみた。まあ,7月でもよかったかもしれないが,今月は8月だし,そのあたりで…。
気象データは,我らが気象庁が誇る「気象統計情報」のサイトから。最初,取っつきにくいが,すぐに使い方がわかる。気象に関しては大変有り難いデータベースだ。こういうものがちゃんと整備され無償で公開されていることは行政サービスの基本中のキだね。
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さて,グラフの見方であるが,上段が「東京」,下段が「名古屋」である。
そして,左が「8月の毎日の平均気温」で,真ん中は「8月の毎日の最高気温の平均」であり,右が「8月の毎日の最低気温の平均」というわけである。
ご覧のように東京は観測が1876年から始まり,名古屋は1891年となっているので,比較条件に多少問題はあるが,今回はだいたいの感じを掴むためのグラフ化なので,正確なデータ比較などはご自分でやってみて欲しい。
それから東京と名古屋という観測地の選択も,これが日本の気温の代表とは言えないという問題はある。長野とか,九州とか,その辺の環境でどうなのかもまた見てみたい。
というわけで,ご覧のような感じだ。グラフの縦横比率次第で印象も異なるが,このスパンで見た限りでは「東京は極端ではないものの緩やかに右上がりしている(様に見える)。名古屋はあんまり変化がない(様に見える)。」といった感じ。ううむ,あまりセンセーショナルなグラフにはならなかったな。
もしもこのグラフの範囲を絞ったり,縦横の比率をいじると,かなり違う雰囲気になるのかも知れない。とにかく,暑いことには変わりないのだが,なんとかならんのかな。
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ところで,このページでグラフが出てくるってことは,たいがいグラフを作る仕事をしてるってときなのだが,今回も同じ。しかもこの前発売されたばかりのアップル社・表計算ソフトNumbersでゴチャゴチャやっている。脱線せずに早く仕事しないと…。
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