1年単位のルーチンが出来上がると,人は時の流れを一層速く感じ始める。今年も私が顧問をする児童文化研究部が定期公演を催した。昨年は出張があったので当日欠席をしたが,今回は2年ぶりの参加。その2年という時間があまりにも短く感じられることに内心焦りを感じる。
参加といってもビデオ記録や来場者の入場整理などが私の出番だ。2年前の駄文にも記したが,家族連れやカップルといった来場者を相手に一人芝居を打つかのようにロビーでアナウンスをするのは今回も一緒。自分に関しては時が止まっているかのようで,移り変わる部員達のお顔ぶれと後輩の活躍を見にやって来た卒業生OGの顔ぶれが時間の経過を証明している。
新しい彼氏を連れてきたり,結婚報告を携えてやって来る卒業生達と言葉を交わしたり,簡単な会釈で互いの健在を確認する毎に,私の精神年齢はまたグッと老け込んだりする。娘たちの成長や人生の変節を傍観する立場にいるのは楽しくもあり,一方で時の流れに取り残された寂しさも味わう。自分は何か成長したり,変化しただろうか。人生の変節なんかあっただろうか。
最近のコメント