世界情報社会サミットというのがタンザニアで行なわれているのだが,そこで国連のアナン事務総長とマサチューセッツ工科大学(MIT)のMedia Labのネグロポンテ理事長が「100ドル・ラップトップ」を披露した。
PC構成部材の低価格化のおかげで,100ドル・パソコンやノートパソコンの実現が注目されてきたが,今回実物が披露されたのはMIT Media Labのネグロポンテ氏が率いるOne Laptop per Child (OLPC)という組織が世界の子ども達にラップトップをもたらそうとする取り組みのものである。
まずは,これまで十分な教育を受ける機会を持たない国の子ども達にも届けるため,いくつかの国の政府を相手に交渉を始めているようだ。発表の席には途中から,同じく子ども達のためのラップトップ構想である「ダイナブック」を考えたアラン・ケイも登壇して,各国の取材陣からの質問に答えていた。(その映像はオンデマンドで見ることができる。)
これは日本の情報教育においても衝撃になるだろうか。いよいよ世界を射程とした発信型の教育を見通していかなければならなくなってきたともいえる。時間がかかる取り組みだけに,いま始めなくては。
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職場で大学祭。先日の駄文にも書いたように,プレ企画という名目でお昼のラジオ番組にチャレンジした。大学祭前日までの4日間限定で,マイクとスピーカを設置したスペースを学生ロビーに用意し,大学祭の告知などして雰囲気を盛り上げようという,助走の手助け企画だった。
ところが,意外と好評だったこともあり,「ぜひ当日もやって!」という声に押され,半分片付けた機材をもう一度組み直し,当日もラジオブースを構えることになってしまった。当日はのんびり構えて大学祭を楽しもうかと思っていたのに,フル回転でラジオのパーソナリティ兼裏方をこなすことになった。
有り難いことに,ラジオブースはいつも賑やかだった。卒業生が立ち寄る場所としてもうまくいったし,ちびっ子も興味津々で近づいてくる。普段はキャンパスにいない男性陣も物珍しさにちょっかいを出してくる。模擬店の店員さんもやってきて,ラジオで賑やかに宣伝をしてくれる。学生ロビーを中心に,楽しい雰囲気を演出できたのではないかとちょっと満足している。来年は,いよいよ学生達にバトンタッチすべきだろう。
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