まあ,とにかくこの頃は離職予定で感傷的になっていたり,大学院の試験を受けていたりして自粛気味だったりと,本調子ではなかったけれども,そろそろ駄文精神を取り戻してあれこれ書き散らさなければならない。
もうすぐ3月。3月にはいろんな研究発表会,セミナー,シンポジウムが催されている。ところがほとんど関東地方か関西地方。私が住む中部地方はあってもわずかである。そういうものに出席することに意味があるかどうかは別に議論する必要はあるが,知見を広めるために参加するのは悪いことではない。そうなると参加に際して住む場所の有利不利が如実に表れてきてしまう。
こちとら1回東京へ行くのにも新幹線なら往復2万円がかかる。高速バスなら少しばかり安いとはいえ,時間や体力消耗の問題もあるから,いずれにせよ上京コストは馬鹿にならない。普通は日帰りだが,滞在となれば宿泊費も必要だ。もしも3月のように毎週の如く催し物がある時期にいろいろ参加したいとなると,それで生活費はほぼパァである。中部地方という比較的恵まれた土地からでもそうだとなると,それ以外の遠方の人たちはもっと大変なことになる。活動場所によって,知的な刺激に富めるものはさらに富めるというわけだ。
で,いつも「東京ばっかり,いいなぁ」と思う気持ちがどうにも卑しいので,そんなに思うなら人生一度は東京近隣に住んでみるのも悪くない。思っているほどいいことなのかどうなのか。試してみようではないか。試してみれば経験に基づいて,いいのか悪いのか述べることもできる。そんなわけで,東京に行くことにした。
相変わらず破天荒な教育らくがきであるが,この春以降,教育らくがきは東京からお送りする(ことができるのかよくわかんないのだが)予定をしている。良くも悪くも日本の首都である「東京」。そこからたくさんの教育情報が発信されているのだが,本当のところ何が渦巻いていて,どう発信されているのか。いろいろご当地で考えてみたいと思うのである。
まあ,ミイラ取りがミイラになっちゃったというのはよくあることだが,そうなる手前の最後の最後まで,何か記録にとどめられたらと思う次第である。東京地方の皆さん,またよろしくね。
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