そのレスポンス性にびっくりである。映画「マイノリティ・リポート」でトム・クルーズ演じる主人公が操作していたデータグローブによる空間インターフェースの手前に位置することになるだろうが,映画のものよりリアルだし,これなら幼児教育に取り入れて楽しむことができそうである。
Multi-Touch Interaction Researchと呼ばれるこの研究は,ニューヨーク大学のJefferson Y. Han氏らによって進められているものらしい。リアプロジェクタ方式のタッチパネルは,名前の通りマルチなタッチ(指が何本かさわっている状態を感知する)を可能としており,その動きを解析することによって様々な操作を可能にするというものだ。とにかくデモムービーを見ていると,その拡大縮小操作の気持ちよさというか,軽快さにクラクラしてしまう。
途中,キャラクターのようなものを操作して,まるで人形をクイクイッと動かす感じのデモもある。これなんかは子ども達にも受けそうなものだ。タブレットPCというまだまだ制限の多いインターフェイスを乗り越えたら,いよいよこうしたマルチタッチの時代なのかなと思う。
もっとも最近は,「とくダネ」とか天気予報など,テレビの中で似たようなタッチスクリーンが登場しているから,皆さんにとってはすでにお馴染みなのかも知れない。あれにもっと自由な操作性が加わったと考えればいい。
以下,ビデオもリンクしてみました。
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