なかはらさんところのブログから。「よこはま教師塾」というのができるらしい。杉並師範館と似て,地方自治体単位のローカルな教師養成の取り組みである(ただし,免許付与機関では無い)。
こうした取り組みが,かつて教師を志したものの今は一般社会人である人々にとって,教壇への再挑戦機会になるのは,とてもいい事だと思う。個人的には心惹かれるし。
とはいえ,教員養成学部出身者で,かつ応援者のつもりの私としては,各都道府県にある教員養成大学・学部がこうしたニーズに何も出来ずに来てしまったことを苦々しく思う。
なんだったんだ?あの「在り方懇」ってやつは?一部都道府県の教育学部統廃合問題とやらで将来を考えたかと思ったら,名称変更程度で嵐が過ぎた。そして教職大学院は,いまだによく理解が得られていない。それでもって,とうとう教員免許が医師免許を差し置いて更新制になっちゃった。何しているんだろう,この国の教員養成は。
自治体からこういう形で三行半のようなものを突きつけられる前に,もっと地域に根ざして活性化(単純素朴に元気にするようなものでいい)に貢献するような教員養成をつくらないと,日本の教育から覇気が消えるばかりだ。
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