今年もテレビで「となりのトトロ」を放映している。何度も見たことはあるけれど,それでもやっぱり何度でも見ちゃうのは,それだけ名作ということなんだな。それとも昭和30年が舞台のせい?
かつて学生に「トトロのお父さんに雰囲気が似ている」とよく言われたことがある。トトロのお父さんじゃ,大トトロになっちゃうので,正確にはサツキとメイのお父さんだ。これは結構嬉しかった。
あのお父さんも大学で仕事をする人(お父さんは考古学を専攻しているらしい)だったが,あんな自然の豊かな場所に家を構えて,原稿書きと子育てに専念できるなんて,憧れというか,研究職としての夢である。1990年代前半に観ていたときは「そんな遠方の田舎で原稿書く仕事できるなんて,現実には無理だな」と思ったものだが,1995年以降,インターネットが普及したご時世ならインターネット接続確保できれば遠方で仕事が出来そうな気もしている。でも,時間が経過すればするほど,ああいう地域や住居環境を確保することの方が難しくなってきたようにも思う。
皆さんの記憶からすっかり消え去った愛地球博だが,跡地の公園が部分開園している。あのサツキとメイの家は,その跡地で再公開されることになっている。いまは愛知を離れてしまったが,いつかは訪れてみたいと思う。
最近のコメント