夜更かしして,学力問題に関わる文献資料のリストを触っていた。中途半端に放っておいたため,あまり出来のいいリストではないのだが,せっかくなので教育らくがきFilesの一つとして盛り込もう。
教育らくがきFiles FileNo.002 「学力問題周辺文献資料不完全リスト」はこちら。 (ExcelファイルをZip圧縮)
夜更かしして,学力問題に関わる文献資料のリストを触っていた。中途半端に放っておいたため,あまり出来のいいリストではないのだが,せっかくなので教育らくがきFilesの一つとして盛り込もう。
教育らくがきFiles FileNo.002 「学力問題周辺文献資料不完全リスト」はこちら。 (ExcelファイルをZip圧縮)
Webサイト「教育フォルダ」では,新たな企画をスタートすることにした。なんとか,駄文の隙間に入り込んだちょっとくらいは役立ちそうな情報をまとめられないかと思案していたが,今回「教育らくがきFiles」という情報ファイルシリーズを製作することにした。
本当はまとまった著作物でも執筆するつもりで開始したかったが,どうもそれをするのは歳をとって落ち着いてからの方がやりやすそうなので,様々なファイルが中途半端に同時並行的に執筆されていく形をとることにした。順番とかも気にしていると書けなくなるので,そういう配慮はバサッと捨ててしまうわけだ。
教育らくがきFiles FileNo.001「学力」はこちら。(実験版なのでちょっとサイズは大きい)
いろいろ問題も出てくるとは思うが,一つのチャレンジとして,またこっそり見守っていただければと思う。とにかく,私にできることは,インターネットによる教育研究成果の情報提供に関する試みを不完全でもやってみせることだ。特に一般の人々にとってのアクセシビリティ配慮やミーハーっぽさやユーモアなどを活かした興味関心の引き出しをやってみたい。
さて,今回の企画は長続きするかな,どうかな。
新入生歓迎の行事も一段落。ようやく通常授業モード。準備万端なら楽なことこの上ないが,素材集めだけして組み立てはまだというのが実情。せっかくのチャンスなので,受講生の様子も加味しながら,抜本的に見直しをした方がよさそうだ。
それにしても21世紀(平成13年・西暦2001年〜)に入って,すでに4年が経過したことを皆さんは実感されているだろうか。確か「少数計算のできない大学生」を発端にした学力論争は世紀をまたいだ出来事。そしていま再び,『中央公論』や『論座』や『世界』といった総合月刊誌上を「ゆとり教育」なるものへの批判や学力向上策の必要性を訴える論考が賑わせている。時間の経過の速さに驚くほかない。
平成10年,11年に改訂された学習指導要領。それが実施されるのは平成14年,15年であった。平成15年には学習指導要領の一部改訂が行なわれ,平成16年には学習指導要領について不断の見直しと全体見直しがスタートした。文科省が方針転換したという議論は機会ある毎に報道されるが,平成15年の改正に「総合的な学習の時間」の一層の充実が示されたにもかかわらず,平成16年の見直しの発端が国際学力調査結果への懸念と「総合的な学習の時間」への批判的見解にあったことから,その朝令暮改ぶりに誰もが混乱を意識した。
exCampusというソフトウェアがある。学習環境デザイン研究の若手で有名な中原淳さん(あれぇ,気がついたらブログ化してるね!栄転おめでとう!)が率いて開発されたeラーニング構築運営プログラムである。大学などで実利用され実績もあるし,有難いことにソースコードは無償公開されている。
授業者として,授業リソースの提供をしたり,管理するツールが欲しくなった時があって,このexCampusリリースはとてもわくわくするものだった。早々にソースコードを手に入れて,時間が空き次第,挑戦してみようと考えていたが,今日の今日まで埃をかぶせた状態にしてしまった。その間にもexCampusのバージョン2が出たりもした。
なぜ放置していたかというと,exCampusの動作環境を満たす作業が,実は結構面倒だということだった。何しろ素人に優しくない。必要最低限の手引きがあるだけで,「eラーニングシステムを構築してみたい」という強い気持ちはあれど,「Linuxは少し取っ付きづらいかなぁ‥‥」という層の人たちにはハードルが高いのである。
それにね,Linuxの環境を新規構築する場合,マシンの選択からして選択肢が多すぎて「迷い」コストも高すぎなのだ。パソコン大好きな人は自作パソコンとかショップブランドとかメーカー製とかの選択肢を楽しみ,そこから目的に合致した部材を調達できることが良いと考える人が多い。けれども,それは不慣れな者には,結構大変な手間なのである。
というわけで,高等教育機関でも導入事例が増えてきたMacOS X環境でexCampusを動かしてみようと考えた。exCampus自体はオープンソフトウェアの資源を利用する汎用性の高いプログラムなので,条件さえ揃えればMacOS Xでも動くはずだ。そうなれば,あなたはお店で「Mac mini」をさっと購入して,少々退屈だが手順通りに作業すれば,すぐにexCampusシステムが出来上がるというわけだ。
私が手がけるホームページは,もちろん複数あるものの,専らこのweblogが書き込みの拠点。そろそろ10年目を迎えようかという,だらだら続いたwebサイトなのだが,それはそれはいろんな出来事が起こった10年だといえる。
weblog ver.になったこともあり,新たな閲覧者も増えていることだし,このwebサイトが出来上がる経緯や私のスタンスについて,もう一度まとめて書くべきかなと思う。すでに何度かその試みをしているが,いまの立場で書けば,考えがまた違ってくるかも知れない。
「教育らくがき」に書かれてきた駄文は,感情の起伏の激しさに連動してしまったものもあるし,単なる愚痴や文句もある。一方で,問いに真摯に向かい合うことを試みたものもあるし,発想や視点を変えて刺激を生み出そうとしたものもある。
10年の内には,私の未熟さや至らなさから,誤解や迷惑をおかけしたこともあったし,議論に巻き込まれて振り回されたこともあった。まったく成長のみられない凡庸さも,あるいはご覧になっている皆さんにとって苛立ちの源だったかも知れない。私の八方美人さもまた,どうしようもない倦怠感を運んでいたのだろう。とにかく,それでも「教育らくがき」は不思議なポジションに収まったまま,いくらかの皆さんにこっそり楽しんでもらっていることも事実であり,それゆえに,私も率直であり続けたいと考えている。
短大にクラス編成があるのを珍しく思う人もいるだろう。大学といえば個人個人が独立して授業を履修したりしなかったりするのが一般的なイメージだ。ところがそれぞれの学校にはそれぞれの伝統文化があって,ウチはクラスがある。
知らない者同士が新しいクラスに属して,これから一緒に過ごすことになる。関係づくりはなかなか微妙な問題だ。女の子達特有の難しさもあるだろう。とにかく,入学早々にクラス発表をしなければならず,何を発表するかなどを含めて,出会ったばかりのクラスメイト同士が話し合いをすることになった。ここでうまくいくかどうかが,今後のクラスの雰囲気を左右する。
係りになった学生が司会進行。私は(当然だけれども)なるべく口出ししないで,ラフに見守ることにした。はしゃぎながらあれこれ発言してくれる学生たちが居る一方で,司会担当の学生が決め事を小分けにして固めていく性格であるおかげで,一部の意見に流されることもなかった。途中,何度か不安で茶々入れもしてみたが,後半では別の学生がリーダーシップを発揮してくれて,発表内容やグループ決めなど,自分たちでパタパタパタと決めていったのは頼もしかった。(まだ自己紹介も十分にしてないのに)同じクラスとしての連帯感が垣間見られたかのようだった。
いやはや,私にとってはかなり感動的である。もちろん,学生の同士にも微妙な温度差みたいなものがまだまだあるのかも知れない。とはいえ,全員それなりにやる気になっている様子であるから,発表に向けた練習の努力や作品の完成度,それから達成感が味わえれば,お互いを高められるクラスになるんじゃないかなと期待している。
そうは思うものの,考えてみれば新年度がスタートしてまだ一週間も経過していない。むしろ困難や障壁はこれから本格的にやってくると考えるのが自然。気楽に構えらるようになるのは,当分先になりそうだ。うまくいくことを祈ろう。
入学式を迎え,私は指導担当のクラスを持つことになった。担任になるのは初めてではないが,やはり緊張する。最初の出会いがその後の付き合い方やクラスの雰囲気を左右するかと思うと,それなりに気合いも入るというものだ。どんな学校段階でも,最初の三日間の関わり方やルール決めが大事だと言われているが,あれっ?‥‥,さっそく日曜日でお休みだ。ううむ。
今日は,クラスの学生達と顔合わせ。細かい自己紹介はできないが,とにかくこれから2年間を一緒に過ごすことになる学生達の期待と不安をそれぞれ推し量りながら,それでも心機一転の気持ちを持ってもらえるように明るく振る舞ってみる。なにしろ第一印象が良いことは,その後の関係をつくっていく上でも重要だからだ。もっとも最初が良すぎて次第に失望させることがあっては困るけれども‥‥。そういう意味でもバランスどりは難しい。
元気があって積極的に前面に出る子,グループでいるとハメを外してしまう子,目立たないけれど足並み揃えてくれる子,全然話聞いてない子,全体のノリにいまいち乗ってない子,あまり人と関わるのが得意でない子,天然入っている子などなど。想像しただけでも様々な子がいる集団を一つのカラーにまとめることは土台無理。とはいえ,互いの存在を許容し合えて,たまには全員で盛り上がれるクラスができればいいなぁと切に願う。そのためにも最初の数ヶ月は,クラス指導担当者が上手な黒子にならないといけない。流れができれば,あとは見守っている振りをすればいい(って書いてバレたらマズイか,ははは‥‥)。
中学時代に,友人のヘンテコな占いで,将来の自分の子どもの性別を占ってもらったことがある。糸に針を付けて手の上に垂らし,揺れれば子が生まれ,その揺れ方で性別がわかり,それを複数回繰り返す。2回占って揺れて,3回目で揺れなかったら,2人の子を持つという具合だ。そして占ってもらうと,4回繰り返し占って4回とも針は「女」を示す揺れ方をした。その時の占いは,針が揺れないで終わったわけでなく,放課が終わったので終了。もしかしたら延々と繰り返し揺れていたのかも知れない。
というわけで,友人のヘンテコな占い通り(?!),またたくさんの娘を持つことになった。気苦労は絶えないし,この調子で研究の方は大丈夫なのか?と不安がないわけではないが,頑張るしかない。
平成17年度がスタートした。新たな気持ちで仕事に取り組むためにも,仕事環境を改善しなければならないと思い立って,無い袖振って購入したのは書類スキャナ「ScanSnap」。紙文書をPDF電子書類に変換することができる代物だ。
他の事例に負けず劣らず,私のところにも紙文書は日々大量にやってくる。あれこれ仕事に追われていると,紙書類の整理もままならず,積み重ねた書類が山をなしていることは常態化している。しかも,同じ内容の書類のバージョン違いが頻繁に配られるために,重ね方が狂えば,どれが新しいものかを判別するのに時間がかかってしまう。しかも机の上は酷い状態で仕事に支障さえきたす。
そんなわけで,前々から紙書類の電子化には興味を持っていたし,この机の状況を変えるためには,書類スキャナが必要だと確信していた。けれども,上記のScanSnapは性能が良いだけに結構高価な商品。なかなか購入への踏ん切りがつかなかった。
しかし今回, 年度も改まるし,これはいい機会だと思ったので,いざ貯金をはたいて購入。いやはや,宣伝通り,気持ちがいいくらい素早くPDFファイルが出来上がる。画質やスキャニングの丁寧さという点は,書類スキャナということもあり,犠牲になっている点もあるが,紙書類として場所を消費し,しかも参照しがたい状態を克服できると考えれば,弱点にもならない。とにかく,思いついたらパソコン内で検索して書類を参照できるというのは,便利この上ない。内容によってはPDFのパスワード機能で安易に見られないようにできるし,パソコン自体にパスワードなどのセキュリティをかけているので,万一の場合もそれなりに安心である。
とにかく,スキャンしてPDF化した紙書類をすぐさまシュレッダーにかけることができる。(もちろんとっておくべき用紙もあるので選別する必要はあるけれど‥‥)いままでのように紙書類を机の上に積み上げることを防ぐにはもってこい。紙文書とおさらばだ。
というわけで,強い味方を購入して,さらにバックアップのための部材を揃えたりと,新年度に向けて自腹準備は,だいぶ懐を寒くしてしまったが,今後も仕事を効率化するための試みをあれこれ模索してみたい。
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